ルーベンス&ヤン・ブリューゲル(父) ケルヴィングローブ美術館 グラスゴー
Nature and Her Followers or Nature Adorning the Three Graces 1615
ルーヴル美術館、
アルテ・ピナコテーク、そしてプラド美術館などに所蔵されている花とルーベンスの人物は、
ヤン・ブリューゲル(父)との共同制作。この作品は二つのタイトルがあります。
ルーベンスの名が先にくると「自然に装飾をする三美神」、ヤン・ブリューゲル(父)の名が先にくると「自然とその花」になるようです。
ルーベンス 三美神 Die dei Grazien 1620-24
ウィーン美術アカデミー絵画館
古代の著述家セルウィウス、そして哲学者セネカの説と、それぞれ三美神の造形上のスタイルを定義つけていますが、ヤン・ブリューゲル(父)との作品も、そしてこの作品も、どちらの説にも属さないスタイルで描かれてます。
マリー・ド・メディシスの生涯にも登場する三美神。
三美神それぞれの寓意は、過去記事からご覧ください。→「
三美神」
ルーベンス 三美神 The Three Graces 1635
プラド美術館所蔵
ご存知の三美神ですが、これはルーベンス自身が離さなかった作品らしいですね。画家の死後にフェリペ4世が買い取ったそうです。
この三美神はセルウィウスとセネカの説を融合した形で描かれています。この肉体ですが、「ルーベンス体型」を象徴するようなふくよかさ。この三美神は、指で触れている肉体のくぼみまで描いています。
ヴィーナス(ウェヌス)のお供の美神たち。薔薇やクピド(キューピッド)を描くことで、ヴィーナスを暗示させているようです。
女神といえば、ルーベンスは
フォルトゥナ・ウィリリス(勇敢な幸運)も描いています。