エドワード・セント・オーバンの「
Mother's Milk(直訳:母乳)」が、世界でも権威ある文学賞の
ブッカー賞 最終ノミネートに残りました。
彼の作品は親子関係、結婚などについて、「性」と「母性愛」を絡め、悲惨な状況を提示しながら問いかけてきます。日本では、もう翻訳の準備に入っていられるのでしょうか。
実は「三部作の延長」とされている作品らしく、自叙伝的と言われています。上流階級、厄介な金持ち、ヘロインの苦しみ、性的虐待、自殺、離婚などがひしめき合う作品。
それは、2003年の「
Some Hope: A Trilogy」から始まったのでした。
これは、他人の話ではありません。もうすでに、日本も「家族の神話」が崩れているのですから。
さて、最終候補作品には、この「Mother's Milk」のほかに、5作品があります。8月のロングリストには、19作品がノミネートされていました。
キラン・デサイ、また、
ヒシャーム・マタールの作品も胸を打ちます。今回の
ショートリストに残らなかった作品の作家には、歴代のブッカー賞受賞者もいました。最初のリンク先「
ブッカー賞」からは、今回の有力候補のサラ・ウォーターズ、日本生まれで受賞歴のあるカズオ・イシグロのインタビューなども掲載されています。
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